本当にダイオキシンが体に悪いのなら焼鳥屋のおやじは何故死なない?

消えたダイオキシン報道

 

 

ダイオキシン騒ぎに便乗した書籍というのもありましたが、その場合は人でのデータが存在しないのに、動物のデータを表で示し、しかし文章では、まるで人間が被害を受けているように書いてあったのです。多くの人は、本に専門的なグラフや表が掲載されていても、それよりも文章の方を読んで理解するだろうと、いわゆるトリックをかけたわけです。

 

ダイオキシンの被害として有名になったのは「ベトちゃんドクちゃん」ですが、この場合は遺伝疾患が原因です。ウクライナの大統領の場合は塩素系農薬が原因でした。更に、ダイオキシンの大規模汚染があったとされたセベソという町のことは取材もせずに報道されていたのです。いったいどこにダイオキシンの影響があったと言うのでしょうか?

 

人間に対するダイオキシンの報道は架空のものであり、東大医学部の和田先生(毒物学)も「科学の敗北」と言ったように、ヒステリックな社会的反応に対して、科学がしっかり事実を示すということを怠ったのです。

 

実際その証拠に、現在ではダイオキシンの報道がなくなっていますし、ダイオキシンの患者も出現していません。まさに報道が作りだした架空の毒物といえるのではないでしょうか。

 

と、ここまでが要約ですが、「焼鳥屋のおやじは何故死なない?」というのは面白い表現ですね。むやみに報道に振り回されるというのは困ったものです。